
01
企画デザイン
廃棄衣料をリメイク商品として生まれ変わらせるためには、まず商品計画とデザイン案が非常に重要です。どの素材や色、柄を使用するかを検討し、リメイクの特徴を引き出すために慎重に修正を加えながら、デザイン企画書を完成させます。この段階では、クリエイティブなアイデアを具体化し、廃棄衣料の新たな価値を最大限に引き出すことが求められます。
02
素材の選定
デザイン計画の次に重要なのは素材の選定です。廃棄衣料の中には、汚れや破損が見られるものもありますがこれらの状態を考慮しつつ、まだ使用可能な部分を見極めながら選ぶことが大切です。素材の特性や可能性を活かし、リメイクに適した部分を慎重に選定することで、新しい価値を生み出すことができます。


03
縫製・完成
そうしてデザイン企画をもとに選定した廃棄衣料品を解体し、組み合わせて縫い合わせていきます。うまく合わない部分については、パターンや技術を駆使して調整し、最終的には作品としてではなく、商品としての形を整えていきます。このプロセスを通じて、機能性とデザイン性を兼ね備えたリメイク商品が完成します。
今後の事業概要
学生×企業の共創モデル
〜アパレル廃棄を学内販売で価値転換〜
販売モデル
廃棄されるアパレルを活用した大学生主体のサステナブル販売モデル
事業概要
企業が廃棄予定のアパレル商品を廃棄する金額よりも低コストで引き取り、大学生が学内で通常価格よりも安価で販売を行います。
目的
廃棄コストの削減・売上機会の創出・SDGs目標 (12:「つくる責任 つかう責任」)の達成
特徴
廃棄リスクの軽減とサステナブルな価値創造を学生の手で手掛けます。
この事業を行う価値
企業
→廃棄コストの削減
→企業の社会的責任(CSR)の強化
→ブランドイメージの向上
→新たな販売チャネル・市場の開拓
→余剰在庫の有効活用
→企業間の差別化
→環境リスクの低減
学生(消費者)
→身近な場所での買い物の利便性
→手頃な価格で高品質な商品を購入
→サステナブルな消費の実感
環境にとっての価値
循環型経済(CE:サーキュラエコノミー)
→廃棄物の削減
余剰在庫を再活用することで、焼却や埋め立てによる廃棄物の発生を防ぎ、資源を有効に循環させます。
→ 持続可能な資源利用
「作って捨てる」リニア型経済から「再活用・再循環」の循環型経済へと移行し、環境負荷を軽減します。
SDGsへの貢献
特に以下の目標達成に寄与
• SDGs 12:「つくる責任 つかう責任」
廃棄を減らし、持続可能な消費・生産パターンを実現します。
• SDGs 13:「気候変動に具体的な対策を」
廃棄物焼却に伴うCO₂排出を減少させ、気候変動への影響を抑えます。
• SDGs 8:「働きがいも経済成長も」
学生が主体的にビジネス活動を行い、スキル習得や経済循環に寄与します。
大学内での販売価値
e.g. 青山学院大学
学生数(学部)19,677人
(大学院)1,414人
留学生 679人
合計21,770人
・18〜22歳が主な年齢層
・ファッションに敏感な層
大規模なターゲット層にアプローチ可能
・立地と環境
表参道や渋谷に近い立地→学生のファッション意識を高めている?
・ファッションサークルもある。
AOYAMA FASHION ASSOCIATION
→約120名
現代の学生はSNSの発展に伴い様々なファッションスタイルに触れる機会がある。
その機会を普段通う大学に設置することで、環境に対する意識を向上させていく狙いです。